「モーツァルトとベートーベンのどっちが不幸?」という授業って、人生の役に立つ??

子供が9歳の時に、こんなテーマの音楽の授業を受けてきました。

音楽の授業で、「どっちが不幸(Unhappyか)」というテーマ設定がすでに、日本人感覚的にはあり得ない気がしますよね。「そんなことを教えて、何の役に立つ?」と。

もちろん、本当にどちらが不幸かを知ることのみが授業のゴールでは無く、きちんと子供の話を聞いてみると、その中身はなかなか面白く、まずは、モーツァルトとベートーベンの音楽をクラスで聴き比べ。それぞれの音楽から何を感じ取ったのかを、意見を出しあいます。

その後、モーツァルトとベートーベンがどんな人生を送って、音楽的にどんな特徴があるのか、作曲の背景やどんな思いが込められているのかを、グループに別れて調べます。もちろん、図書館にも行きますが、Webの検索も当然OK。(ちなみに、学校にPCやi-padの持ち込みは、OKです)。

プレゼン大会には審査員も!


そして、メインイベントは、クラスをモーツァルトとベートーベンの2チームに分け、自分たちの意見をパワーポイントに(!)まとめて、「モーツァルトとベートーベンのどっちが不幸か?」、自分たちの意見を発表し、Q&Aをしながらディスカッションです。

また、面白いことに、ディスカッション前に、どちらの意見が説得力があるのかを判断する生徒を2名、クラスから選出し、その子供達が両チームの言い分を聞いて、最後に、自分の審判内容を説明するそうです。

自分たちでリサーチさせ、自分たちの考えをまとめ、それを相手チームに負けないような説得力ある内容にまとめる。そして、発表させる。

審判は審判で、ただ、「何となく、こちらのチームの方が良かった」というフィードバックでは、クラスメイトが納得しないので、きちんと、ロジカルに、クラス全体が納得する意見を言わないといけない、ということになります。

イキヌキリョクを小学校から身につけ始める

これって、大人が社会を生き抜いていくのに求められる能力と、まったく一緒ですよね。
しかも、音楽の授業で、音楽を聴いたり、楽器を演奏するだけでなく、ここまで踏み込む感じ。この話を子供から聞いた時に、「おぉ、カナダ、すごい」と素直に思った次第です。

同じことを、学校だけでなく、家庭でも「どうして、そう思うの?」とか「他の角度も調べてみたら?」とか、促して、自分でリサーチして、考え、自信を持って意見ができるようなトレーニングをするのも良いですよね。子供にうっとうしがられる可能性はありますが。。。