クリエイティビティを育む授業? 「カナダのジャスティン・トルドー首相のカバンの中には、何が入っている?」

カナダの授業は、アクティブ・ラーニングのスタイルがとても多いのですが、これも息子が10歳の時に受けたSocial Study(社会科)の授業。

カナダの29代首相ジャスティン・トルドー
(Justin Trudeau)

日本でもイケメン首相として名高いジャスティン・トルドー (Justin Trudeau)がカナダの29代首相に就任して早々だったので、おそらく子供達に政治に興味を持ってもらうために担任に先生が独自に企画した授業だと思います。

選挙後、という子供たちの関心が高まっている絶好のタイミングで、単純に「カナダの選挙について調べましょう」とか「カナダの政治体制は?」というような一般論で教えるのではなく、注目度が高いジャスティン・トルドー首相の、しかも「カバンの中身は何?」という、子供たちにとって身近な口から、もっと広い世界を知ってもらう、という流れに、私は感心しました。

このテーマを受けて、息子から早速、「パパのカバンの中には、何が入っている?」と質問され、「ペンとか名刺入れとか、ケータイとか・・・」などと説明しますが、そんな答えはクラスメートと差別化できず「参考にならん」と。

であれば、「カバンの中身」とはパーソナルなものなので、ジャスティン・トルドーがどんな人なのか、何が好きなのか、そして、首相に必要な持ち物は何か、などをリサーチすることを促し、ネットや新聞で情報収集。

ボクシングが趣味であり、スノボードインストラクターの資格を持ち、バーテンダーとしての経歴もあるようです。トルドー首相はネタの宝庫!

発表方法にルールはなく、生徒が自由に決めて良いらしく、息子は私のカバンを借りて、その中にトルドー首相がもっていそうなものを入れたい、と。

結局、ネクタイとペンとその他、こまごまとしたものを、いくつか学校に持って行きました。

私は広告業界で働いて長いのですが、同じこと伝えるにも、コミュニケーションターゲットに適切な切り口で伝えれば、伝わる速さや理解度などが全然違います。この子供達のインサイトをおさえた、この先生の「企画力」、見習いたいものです。